おはようございます。神谷デンタルオフィスです。
【虫歯をつくらない糖分づきあい?】
「虫歯菌」は、私たちの口の中にいる常在菌。単独では悪さをしません。毎日の食生活の工夫で、虫歯菌の原因「糖分」の摂取を上手にコントロールすることが大切です。
こうして虫歯はつくられます!
①甘いお菓子、いただきまーす!
チョコレートやあめなど、だ液に溶けて口の中いっぱいに甘さが広がるお菓子。子どもだけでなく大人もこれらが手放せない方、結構いますよね…?
②脱灰!すぐに歯が溶けだします
糖分が口の中に入ると、口の中の虫歯菌が糖分を分解して強い酸をつくり、歯の表面にあるエナメル質を溶かし始めます(脱灰)。早ければ数十秒、遅くとも3分以内に脱灰が始まります。
③歯磨きしてみたけど…
歯磨きは万能ではありません。歯と歯の間や溝などに磨き残しがあり、そこでは脱灰が続くからです。このままでは虫歯に…?
④再石灰化!唾液が歯を修復!
糖分を口にしてから30分以内には、唾液中のミネラル成分により酸が中和され、溶けた部分が修復され始めます(再石灰化)。再石灰化は②の脱灰に比べ非常にゆっくりで、溶けた歯を元に戻すには約40~50時間かかるとされています。
⑤はじめよう「糖分コントロール」
糖分を口にすれば多少の「脱灰」は免れません。虫歯を防ぐポイントは、糖分摂取後に口の中をしばらく「糖分無し」の状態にし、唾液の力を充分に発揮させることです。
参考文献:月刊クーヨン 2018.6月号