おはようございます。神谷デンタルオフィス藤沢インプラントセンターです。
誤嚥は起きている時に起こるものと考えている方が多いのではないでしょうか。
実は・・・睡眠中の「知らぬま誤嚥」というものがあるんです!
飲食物や唾液が軌道に入り込み、肺炎を招く「誤嚥」。近年、高齢者の間で多発していますが、その中に気が付かないまま起こる「知らぬま誤嚥」ともいうべきタイプがあるそうです。それが起こりやすいのは就寝中で、睡眠時に唾液を誤嚥することがよくあるのです。また、横になっていると、胃酸などの胃の内容物が食道に入ってしまうこともあります。
さらに「知らぬま誤嚥」は肺炎を引き起こすことがります。それを防ぐためには、まず口腔内を清潔に保つことが大切です。口腔内には歯周病菌をはじめ、約700種類・約100億個もの細菌が住み着いているからです。その中には、肺炎球菌も含まれ、これらの細菌が口から気管支へ入り込むと肺炎の危険が高まってしまいます。
老化で唾液が減っている人や、ドライマウスの人は、唾液による殺菌作用が低下しており、口腔内の肺炎球菌が増えやすい状態になっています。特に歯周病の人は、歯周ポケットが深く、その中で細菌が増加しやすくなります。
予防のためには歯磨きやデンタルフロスで歯垢を除去するプラークコントロールがとても大切です!また、自分自身では磨き残しに気が付きにくいので、歯科医院での定期的な検診も受けるようにしましょう。定期検診は3ヶ月~半年に1回は受けるようにしてくださいね!
参考文献:わかさ2017.12月号
引用画像:http://www.irasutoya.com/2014/03/blog-post_9172.html