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こんにちは、藤沢インプラントセンター 神谷デンタルオフィスです。
皆さんは歯ブラシを当てたり、冷たい物を飲んだりした時に、歯がしみてひどく痛くなる事がありませんか?むし歯でなければ、歯肉が退縮したことによる知覚過敏症かもしれません。知覚過敏症は、歯周病や加齢による歯肉の退縮、不適切なブラッシング、歯ぎしり、不正なかみ合わせなどが原因となり発症します。
歯の表面のエナメル質の下にある象牙質の露出によるもので、象牙質には歯の神経がある歯髄(しずい)に通じている細い管が通っており、この細い管を通して温度や歯ブラシの毛先などの刺激が伝わると、直接刺激が歯髄に伝わり歯がしみたり痛みを誘発します。
対策としては、知覚過敏用の歯みがき剤を使う事により症状を改善させることが考えられますが、それでも治らない場合には歯医者での治療が必要です。治療法には、露出した象牙質を薬で覆い、外部からの刺激を遮断する薬の塗布、歯ぎしりや歯周病が知覚過敏を引き起こす原因であるならば、それぞれの疾患に応じた治療が必要です。当オフィスでは、噛みしめのある方にはナイトガードをお作りしています。また、歯周病の治療では、歯周ポケットの深さに合わせて歯石除去や必要な場合にはレーザーを当てての治療を行っています。
知覚過敏症はひどくなると神経を取ることもありますが、神経を取ると歯が変色したり、もろくなったりすることがあるので、できれば避けたい方法です。症状が軽いうちに歯科医院を受診して下さいね。
引用:福島民報2014/4/21 朝刊
画像提供:SUNSTAR http://jp.sunstar.com/useful/hyperesthesia/