news 胃酸は歯を溶かす!?

  • 胃酸は歯を溶かす!?
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 こんにちは、藤沢インプラントセンター 神谷デンタルオフィスです。

先日、NHK番組の『ためしてガッテン』で胸やけの原因や対策法などが放送されていましたね。食べすぎ、飲みすぎで起こる「胸やけ」ですが、驚いたことに胸やけの薬を飲んだ4割もの人には効果が出ないそうです。しかも、中には症状が悪化して、手術を余儀なくされる人もいるそうです。

 今回はその【胸やけ! 長引く新理由】で放送された中から、胸やけの原因や対策法、歯科との関連についてお伝えします。

 胸やけといえば、“食後のちょっとした不快感”のことだと思っている方が多いと思いますが、中にはあまりにも胸やけがひどく、会社を退職される方もいらっしゃるそうです。普通の胸やけは、食後、胃液などが食道に逆流して起こります。胃液は強酸性の液体なので、逆流すると食道が傷ついてしまうのです。

 食べた物はまず胃の上部にたまります。右側を下にして寝ると、胃の形態上、食道が下を向くため胃液が逆流しやすくなるのです。一方、左側を下にすると、食道は上を向くので、たとえ食べた物が上にたまっていても逆流しにくいのです。食後、どうしても横になりたいときは、左側を下にして寝るのがおすすめです。

 さらに、最近の研究では慢性の胸焼け(heartburn)の原因となる胃食道逆流性疾患では、食道を逆流した酸が口腔内に流入し、歯に重大な損傷を与えることが明らかとなっています。胃食道逆流性疾患の患者を6カ月間追跡した結果、健康な人に比べ、胃食道逆流性疾患のほぼ半数の人が、歯の摩耗および侵食がはるかに悪化しており、最終的に歯が薄く鋭くなり、孔があくこともあることが明らかになっています。胃食道逆流性疾患は酸逆流症としても知られ、酸を含む胃の内容物が食道内に漏れ、口腔内に逆流し、灼熱痛を引き起こすことも多いそうです。

胃酸は、歯の表面を直接溶解させたり、歯の表面を柔らかくするほど強力です。唾液は優れた身体の防御メカニズムを備えており、緩衝能力で酸を中和すると同時に、少量のカルシウムおよびリン酸を含み、歯の損傷を低減できます。米テネシー大学健康科学センター(メンフィス)修復歯科学准教授のDaranee Tantbirojn氏は、胃酸の逆流直後は歯磨きをしないで、フッ化物で口内洗浄することを勧めています。また、別の専門医は、口腔内の酸の減少にキシリトールガムも有効である と話しています。

登院のFacebookにも以前、唾液の分泌を促進する「唾液マッサージ」について載せてあるので、あわせてご覧になってみてください。

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