news 誤嚥性肺炎と歯周病の関係

おはようございます。藤沢の歯医者、神谷デンタルオフィスです。

わが国の死亡原因を上から順に挙げると、1位 ガン、2位 心疾患、そして3位にランクされるのが肺炎です。1日に300人もの人が肺炎で亡くなっています。この肺炎による死亡の92%が、65歳以上の高齢者です。しかも、この高齢者の肺炎が歯周病と深い関係にあるのです!
 実は、歯周病があったり、よく歯磨きを行わずに口の中を不潔にしていると、肺炎の起こる危険性が高まるのです。肺炎のうちで高齢者に多く見られるのが誤嚥性肺炎です。誤嚥は食事中に食べ物を誤っ
て飲み込んでしまい、それをきっかけに起こると考えている方が多いと思いますが、もっと頻繁に誤嚥が起こるのは夜間の睡眠中です。
 年をとると、食物を飲み込む嚥下反射や、異物が気道に入るのを防ぐ咳反射の機能が低下します。すると、睡眠中に唾液がのどに垂れたとき、うまく吐き出すことができません。その影響で、唾液が気管支や肺へ流れ込みますが、この唾液の中に歯周病菌が大量に含まれており、結果、これらの菌によって誤嚥性肺炎が引き起こされるのです!
 口の中の清潔さの度合いが下がるにしたがって、誤嚥性肺炎を発症する確立が高まることは、研究によっても明らかにされています。

 では、誤嚥性肺炎を防ぐにはどのような口腔ケアが必要なのでしょう。歯周病を引き起こす原因は「
バイオフィルムという細菌の集合体です。このバイオフィルムはうがいなどでは容易に取れないので、歯ブラシや歯間ブラシなどを使ってしっかりとブラッシングすることが欠かせません。口の中の細菌は一晩のうちに4~8倍に増えるとされています。つまり、寝る前に歯磨きをせずに寝てしまうと、増えた細菌がそのまま唾液と一緒に飲み込まれてしまいます。
 また、歯周病を引き起こしている細菌群は、インフルエンザや糖尿病など、多くの病気とも深い関連性を持っていることがわかってきています。誤嚥性肺炎や他の多くの病気の予防には、歯周病の予防・改善が不可欠といっていいでしょう。元気で長生きの為にも、歯磨きはとても大切なのです。
お痛みがなくても定期的に健診を受診して下さい♪

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