おはようございます。藤沢の歯医者、神谷デンタルオフィスです。
今日は前回のお話に続き、お子さんの仕上げ磨きのポイントやむし歯予防方法をご紹介させていただきます。
最初に歯みがきの時の5つのポイントを紹介させていただきます。
①歯ブラシの大きさは下の前歯3本分
個人差があるのでパッケージにあまりとらわれず下の前歯3本分くらいのヘッドのものを選ぶようにしましょう。
②毛先の広がっていない歯ブラシを仕上げ磨き用に
歯ブラシを楽しいと思ってもらう為に好きな色やキャラクターがプリントされているものを自分磨き用に使ってもらいましょう。それは毛先が広がっていてもよしとしますが、そのブラシでの歯垢除去率は2/3に低くなるので仕上げ磨き用の歯ブラシは広がっていないものを使いましょう。
③毛先が最適に歯に当たっているか確認
上唇小帯の部分に歯ブラシが当たると特に嫌な思いをしますので歯面に毛先が当たっているか確認しながら磨きましょう。頬小帯や歯茎にもあたりすぎ注意です。またそれを怖がって優しく磨きすぎると圧が弱く歯垢がしっかり除去されないので適度に圧をかけて磨くことを意識しましょう。
④爪は短く
仕上げ磨きしてあげる大人の爪は伸びすぎていませんか?マニキュアをしている場合はそのにおいを嫌がる子もいますので気を付けましょう。
⑤下から見上げる顔チェック
お子さんが見上げるお顔は真剣になりすぎて怖すぎはしませんか?ぜひ一度下からの鏡チェックをしてみましょう。
では普段の生活を通してどのようなことに注意して虫歯を予防していけばいいでしょうか?
まず砂糖の摂取量を減らしましょう。砂糖の摂取量とむし歯にかかる確率は大きく関係していて比例します。また口内で菌同士が結合するとぶくぶくうがいだけでは落ちません。とくに歯ブラシ頻度が低い場合は砂糖の摂取量に気を付けてください。
また、生活習慣の乱れも虫歯発生に関係しています。早寝、早起きができていてしっかりと朝食が取れている子供たちには虫歯が少ないというデータがあります。幼児期の生活リズムの乱れが高いむし歯発生率につながるということも判明しています。
生活リズムが整っていると精神状態も安定しているので、特に乳幼児の時期の生活リズムは狂わせないよう気を付けましょう。
普段の歯みがきにプラスしてフッ素のうがいを取り入れるのも虫歯予防に効果的です。フッ素のうがいは回数が多い程口腔内のプラークをつきにくくしたり細菌をコントロールすることができるのでなるべく多くするされることをおすすめします。どうしても毎日することは取り入れにくいという場合は、小学生以上であれば900ppmの濃度のうがい薬を週に一度だけ取り入れることも可能です。(当院でも最近取り扱いを始めたオラブリスの一回使い切り用液体洗口液です!)
今日お伝えしたポイントをうまく取り入れてお子様の普段の歯みがきをしてみてください♪