おはようございます。神谷デンタルオフィス藤沢インプラントセンターです。
以前、喫煙が口腔内に及ぼす害についてお話しましたが、今回は紙煙草に変わる電子たばこの影響についてです。
電子たばこはニコチンを含まないので安全!と思っている方は多くいらっしゃると思います。しかし国内で販売されている電子たばこにはニコチンが含まれていないとされながら、国立保健医療科学院の調査により、ニコチンが含まれている銘柄が25銘柄45味中、11銘柄15味あると報告されています。口腔内に対するある調査結果でも、紙煙草と大差ない影響を及ぼすそうです。
また、国立がん研究センターたばこ政策研究部の望月友美子部長は「プロピレングリコールは加熱の過程で、プロピレンオキサイドという発がん性物質に変わる。電子たばこの蒸気吸入が原因で起こる肺炎の一種の症例も世界で数例だが報告されている。電子たばこの蒸気は、水蒸気ではない。毒ガスそのもの。副流煙も含めて、自分はもちろん、子供にも絶対に吸わせないで」と警告しています。(産経ニュース)
紙煙草の歴史は長く、様々な研究から現在の人体への害が分かってきています。一方で、電子たばこは普及して間もない為、研究データが少ないので、安全性や人体への影響については未知な部分がまだ多く存在します。
禁煙して電子たばこに切り替えたからと言って油断は禁物です。副流煙や受動喫煙に対しても危機感を持っていただきたいです。
みなさん、引き続き注意していきましょう。