おはようございます。藤沢の歯医者、神谷デンタルオフィスです。
「お酢が健康に良い!」という特集をたまに目にしますが、歯が溶ける原因のひとつ、「酸蝕歯」を知っていますか?
虫歯や歯周病に続いて、歯を失う原因の1つに「酸蝕歯」があります。酸性が強いものを食べたり飲んだりすると、酸によって歯が溶け出してしまうのです。
通常、私たちの口の中で唾液が十分に分泌されていると、酸を洗い流し中和してくれるので問題ありませんが、歯の表面を覆っているエナメル質は、pH5.5以下の酸性のものに対して弱く、酸性の飲食物ばかりを取っていると歯が溶けだしてしまい、酸蝕症を引き起こすのです。
酸蝕症を起こす危険性のある飲食物はたくさんあります。例えば、炭酸飲料や果汁など酸性の飲食物です。
炭酸飲料 pH値2.2~2.9
果汁飲料 pH値4.0前後
黒酢 pH値3.1程度
健康で身体によいイメージの黒酢ですが、オレンジやミカンなどの柑橘類の果汁飲料よりも酸性が強いので、酸蝕症の面からは気をつけなければいけません。
酸の刺激が強く時間が長くなるほど、酸蝕症のリスクがあります。
身体の健康と同様に、歯の健康もとても大切。上手に酸性の飲食物と付き合い、大事な歯を守りましょう!
食べた後のうがいやブラッシングも有効ですよ♪